韓国語 翻訳のこれからの目標
長年風水をやっている人でも龍″穴″砂″水″の四拍子がそろった地を探すのは、並大抵のことではありません。
ましてや、一般の人が軽い気持ちで″気のいい場″を探しに行っても、絶対に見つかりません。
″穴″は、行き当たりばったりで見つかるようなものではないのです。
風水師でさえ、穴を探すときは山をたどって龍脈を追い、場所を絞り込んで″気″の流れをじっくりと測っていくのです。
道路が整備され、交通が発達している現代でさえ、点穴にはかなりの労力を使います。
ましてや、交通が不便だった時代は、さぞかしたいへんな苦労があったことでしょう。
″龍″″穴″″砂″″水″の四拍子がそろった地など、それこそI生かかってやっと一つ見つかるかどうかという程度だったにちがいありません。
さて、風水師が点穴をするために欠かせないのが、「羅盤」という道具です。
羅盤は、精度の高い方位磁石と考えていただければよいでしょう。
山の形などを見ながら、その羅盤を使って正確な方位を測っていきます。
羅盤の中央には磁針がついており、その周りに方位や八卦、二十四節気、二十四山、六十四卦などが書き込まれています。
それぞれの部分は、独立して自由に回転することができます。
風水師が点穴をするために欠かせないのが、この「羅盤」である。
これは、私か自ら設計したもの方位を測るときは、羅盤を持って目標の山や建物などに向かいます。
そして、羅盤に張ってある糸をまっすぐ目標物に向けます。
あとは、中央についている磁針で正確な方位を測るのです。
もちろん羅盤にはさまざまなことが書いてあり、いろいろな用途があるのですが、ここでは専門的になりすぎるので省略します。
羅盤は、地理風水の思想の結晶といっていいでしょう。
私も、羅盤を使いこなせるようになるまでには、四年かかりました。
風水師は、この羅盤を持って山の中にはいり、″穴″を探します。
もちろん私も、しょっちゅう山の中にはいって″穴″を探しています。
とはいえ、いくら羅盤があっても、すぐに点穴ができるわけではありません。
龍脈を追って一日じゅう歩くこともしばしばあります。
″穴″を一つ探し出すのに、数週間はかかるのがふつうです。
いったんに山にはいってしまうと、ほとんど人と会うことはありません。
けもの道さえついていないような山の中を歩くので、たいへんな仕事です。
マムシのいる草むらを歩くときもありますし、ぬかるみの中を歩いて行くこともあります。
一度、″穴″を探すことに頭がいっぱいになり、誤って崖から落ちてしまったことがあります。
あのときは、もうダメだと観念したほどです。
まさに、″穴″を探すのは命がけの仕事といってもいいでしょう。
そんなことがあったので、私もっぎからは携帯電話を持って行くことにしました。
これなら、いつでも連絡がとれるだろうと考えたからです。
ところが、携帯電話は山の中では使えないことに気がついて苦笑いした覚えもあります。
また、いい″穴″がありそうだと期待して行ってみたところ、すでにゴルフ場になって、土地がくずされていたこともありました。
情けないやら腹が立つやらで、言いようのない脱力感に襲われたものです。
このように、さまざまなハプユングがありました。
しかし、そのような苦労を越えてこそ、″穴″というすばらしい地点にたどりつく意義があるのだとも思います。
どんなにひどい苦労をしても、うまく点穴できたときには、もう疲れも何も吹っ飛んでしまいます。
人間だけでなく、植物・動物も居心地のいいぶひに集まってくる″穴″とは、じつに不思議な場所です。
素人でもすぐにわかるのは、″穴″の近くとそうでない場所では樹木の育ち方が大きくちがうという点です。
″穴″をめざして歩いていると、周囲よりも高い木が生い茂っているところがあります。
そういう場所は″穴″であることが多いといえます。
植物や動物が大きく成長するのは、まえにも述べたように、大地や天からの気を受けるからです。
とすると、″穴″のように気が満ちている地点では、木がよく育つこともうなずけます。
これは、木だけにいえることではありません。
大きな岩がどんと鎮座していることもあります。
これは、岩も大地の気の流れにしたがって移動するものだからです。
岩は、すこしずつあるいは豪雨などで一気に移動した結果、いちばん居心地よく安定した場所、つまり″穴″に収まるのです。
こう考えれば、″穴″の辺りに大きな岩があることは不思議でもなんでもありません。
こういうことを頭に入れておけば、大きな岩や木を利用して″穴″を探すこともできるようになります。
もちろん、″穴″の外側ばかりではありません。
″穴″の内側にもまた、不思議な世界がひそんでいます。
たとえば、″穴″の地点を四十センチから五十センチほど掘ると、光る石や美しい色をした石が出てくることがあります。
さらに運がよければ、そういった石や砂が渦を巻いている様子を見ることもできます。
これは太極彙と呼ばれる模様です。
太極量は、大地の気が凝縮していることを示す印といえましょう。
周辺では樹木も大地の気が満ちている″穴″が育ちます。
もちろん地面を見ただけでは何もわかりませんし、″穴″の位置をIメートル間違えただけでも、このようなものを見ることはできません。
ですから、ふつうの人にはなかなか目にすることができないものです。
一流の風水師ですら、はっきりとした太極量を見ることは、めったにないのです。
私がこんなことをいっても、「とても信じられないな」と思う人がきっといることと思います。
それならば、水晶やルビーなどの宝石はどうなのでしょう。
宝石も、結局は大地のエネルギーが作用してできたものです。
それならば、″龍″の気があふれ出ている″穴″に、輝く石や太極量があってもおかしくないのではないでしょうか。
″穴″に居心地のよさを感じるのは、植物や鉱物だけではないようです。
そこで、私が″穴″で出会った動物の話をしましょう。
私が台湾で黄老師について修行していたときのことです。
父親の墓を建てたいという人が老師を訪ねてきました。
そこで、半月くらいかけて龍脈を追ったり、祖山までたどったりして、ようやくいい″穴″を探しあてました。
そこで、老師に言われたとおりに、そこに穴(あな)を掘っていたときのことです。
数十センチくらいまで掘ったときでしょうか、驚いたことに、数えきれないほどのカエルがうじゃうじゃと出てくるではないですか。
それは何百匹何千匹という単位だったと思います。
それも、さまざまな種類のカエルが、大きいものから小さいものまで、つぎつぎに現われたのです。
これには、さすがの黄老師も、驚いたようでした。
これには後日談があります。
そのままではどうしようもないので、その日は帰ることにして、翌日またその場所に行ってみることにしました。
すると、またまた不思議なことに一匹残らず姿を消してしまっていたのです。
ここで二言お断りをしておきます。
ここで穴を掘ったのは、風水師としての仕事だったからで、一般の人は、みだりに穴を掘ったりしないでください。
気の満ちている場所ですから、何が出てくるかわかりません。
ヘタをすると身に悪いことがふりかかる恐れもありますので注意が必要です。
また、カエルだけではなくヘビの話もあります。
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